母乳の出が悪いという方に母乳の出を良くする習慣
母乳が出ない、出が悪いという方にまず実践してほしいのは日々の習慣です。「頻繁におっぱいを吸わせること」「水分や栄養のバランスを気にする」「温かいお茶などで体を冷やさない」「飲みきれない場合も搾乳する」「母乳マッサージなどを活用する」などがあります。
頻繁におっぱいを吸わせる
実はこれが大切です。
母乳が出ないからといって粉ミルクなどを利用して「おっぱいを吸わせない」という行為が母乳の出をさらに悪くしてしまいます。
赤ちゃんがおっぱいを吸うことでその刺激がママの脳に伝わりホルモンが分泌され、それにより母乳を作り外に出すという一連の働きがあります。ですから、例え量が少ないとおっぱいを吸わせることを習慣化することが大切なのです。
赤ちゃんが泣いたら、おむつや汗などを確認して授乳さえるというのを習慣化しましょう。
水分や栄養のバランスを気にする
母乳の元になるのはやはり「水分」です。水分が不足すると母乳が作られにくくなります。
朝起きたらコップ一杯の白湯を飲むようにするといったようにこまめに水分補給をするようにしましょう。
体を冷やすのはあまり良くないので冷水は避け、白湯やお茶などを飲むようにすると良いでしょう。次の項目でも紹介しますが、タンポポ茶やハーブティーなどには母乳の出を改善してくれるようなはたらきをするものもありますので、そうしたお茶で水分補給をするようにすると効果的かもしれません。
また、栄養も大切です。授乳中は睡眠不足になることも多いかもしれませんが、3食しっかりと食べるようにしましょう。
温かいお茶などで体を冷やさない
授乳中には冷たいお茶よりも暖かいお茶(や白湯)を飲むようにしましょう。
その中でもおすすめなのはタンポポ茶やレモングラス、ネトルといったハーブティーです。血液の流れを改善してくれる作用などもあることで母乳の出を改善してくれるものも多くあります。
最近では母乳専用にブレンドされたお茶(ハーブティー)も販売されており人気のようです。
・母乳の泉 赤ちゃんニッコリブレンド
・Amomaミルクアップブレンド
赤ちゃんが飲みきれない場合は搾乳する
赤ちゃんが母乳を飲みきれずに、残った感じがある時はその分は搾乳するようにしましょう。
母乳マッサージなどを活用する
また、おっぱいの出を改善するマッサージなどもあります。専門の母乳外来のような病院もありますが、まずは赤ちゃんを出産した病院に相談してみることをお勧めします。
おっぱいマッサージというのは乳房の基底部を動かすことで母乳の分泌の促進を図るマッサージです。病院などに相談したらやり方などをしっかりと教えてくれるはずです。