生後0ヶ月〜1ヶ月の赤ちゃんの成長と発育、食事、運動
まだ生まれたばかりの赤ちゃん。新生児期です。
母親のおなかの中から生まれて経験するすべてのことが初めての体験です。体の反応についてはほとんどは反射的な運動によるもので自発的な運動はできない時期です。
体の成長
新生児時期は赤ちゃんの成長は著しく、1日あたり30g程度体重が増加します。
そのため、生後から1ヶ月程度で個人差がありますが、500g〜1Kg程度は体重が増加することになります。体重増加については、体の成長についてパパ・ママともに心配かもしれませんが、すこしでも体重が増加していれば問題ありません。
目安としては1週間に70g未満の体重増加であれば医師に相談しましょう。
家庭用の体重計では細かい体重は測定できませんが、赤ちゃん用の体重計もレンタルできますので、もし気になるようでしたら用意しておくとよいでしょう。
食事
新生児期の食事や睡眠は非常に不定期です。赤ちゃんのスタイルとしては寝て・起きて・飲んでの繰り返しとなります。個人差はありますが1日10回以上は授乳を必要とする場合があります。
新生児のおっぱいの要求は朝も夜も関係ありません。夜ママが眠れないのでどうしても寝不足気味になります。ママにとってもこの時期はとっても大変な時期です。
しっかりと周囲の人がサポートしてあげましょう。なお、おっぱいの量が不足していると感じている時は「母乳の出を良くする習慣」などを参考に色々と試してみましょう。
睡眠
前述のとおり、新生児は睡眠の回数が多くなります。
ですが、睡眠のほとんどは脳が眠らないレム睡眠と呼ばれる睡眠となっています。そのため、ちょっとした刺激ですぐに目を覚まします。できるだけ静かな環境を作ってあげましょう。
排泄
排泄回数は新生児期に特に多く、1日におしっこで10回以上、うんちも5回〜8回程度と頻度が多い傾向があります。回数が多いからといって放置しておくとかぶれたりする原因にもなりますのでこまめにおむつを交換してあげてください。
運動能力
生後すぐから1ヶ月くらいまでを新生児と呼びますが、この期間は赤ちゃんの運動はほとんどありません。光や声といった外部刺激により手足が伸びたりしますが、この反応は刺激に対する反射行動で「原始反射(げんしはんしゃ)」という運動です。
「引き起こし反射」「把握反射」「モロー反射」「歩行反射」「吸綴反射」「口唇探索反射」などがあります。