月齢別赤ちゃんの発達と発育
月齢別赤ちゃんの発達と発育では生まれてすぐの赤ちゃんから1歳までの赤ちゃんの発育と発達について解説します。ただし、赤ちゃんの発育や発達には個人差があり、その早さに違いがあるのは当たり前です。極端な遅れがある場合を除き過剰に心配する必要はありません。
もし、不安な点があったらかかりつけの小児科医にご相談ください。
生後0ヶ月〜1ヶ月
母親のおなかの中から生まれて経験するすべてのことが初めての体験となる時期です。体の反応についてはほとんどは反射的な運動によるもので自発的な運動はできない時期です。
生後1ヶ月〜2ヶ月
生後一ヶ月を過ぎると新生児ではなくなります。呼吸や体温調節もできるようになってきており、体の動きが活発になります。視界も開けはじめ、20cmくらい先にあるものはある程度はっきりと見えるようになってきます。
生後2ヶ月〜3ヶ月
生後2〜3ヶ月くらいになると赤ちゃんに表情が現れ始めます。視覚や聴覚も発達し、特に笑顔が多く見られるようになります。また、喃語(なんご)という「う〜」とか「あ〜」とかいう発声もはっきりしてきます。
生後3ヶ月〜4ヶ月
生後3〜4ヶ月ごろにになると体が急成長する時期はひとまず終わりになります。ここからは手や足腰、口などの身体機能が成長する時期になります。また、首すわりも起こり終身時間なども比較的一定となってきます。
生後4ヶ月〜5ヶ月
生後4〜5ヶ月になると赤ちゃんの5感は著しく張ったうをします。音に対する反応が強くなったり、知的活動に対しても旺盛となります。具体的にはいろいろなものを手にとって持て触ったり舐めたりします。また、この時期から離乳食のスタートに対する準備を始めていきます。
生後5ヶ月〜6ヶ月
生後5ヶ月〜6ヶ月ごろになると、赤ちゃんが自分の意思で動き出すようになります。具体的には寝返りができるようになります。注意点としては、この時期くらいから胎内でママからもらった抗体がなくなる時期で風邪などの病気にかかりやすくなります。
生後6ヶ月〜7ヶ月
生後6ヶ月〜7ヶ月ごろからは、「おすわり」ができるようになってくる赤ちゃんが現れ始めます。同時にバランス感覚も現れ始めます。また、これまでは手を使うといえば両手をおなじようにしか動かせなかった赤ちゃんが右手、左手の運動を分化して行えるようになります。
生後7ヶ月〜8ヶ月
生後7ヶ月〜8ヶ月になると、指の使い方が上手になってきます。これまでは「握る」ことが限界だった赤ちゃんが指先を使った運動ができるようになります。また、歯が生え始めるのもこのころです。歯磨きの習慣に抵抗を感じないように、このころから歯磨きをはじめましょう。
生後8ヶ月〜9ヶ月
生後8ヶ月〜9ヶ月になると「はいはい」が上手になります。また、成長の早い赤ちゃんの場合、つかまり立ちができる赤ちゃんも現れ始めます。このころからは両親の赤ちゃんに対する危険管理がより重要になります。危険物や小さなものなどは赤ちゃんの手の届かないようにしておきましょう。
生後9ヶ月〜10ヶ月
生後9ヶ月〜10ヶ月くらいになると、自由に動けるようになった赤ちゃんは、興味関心の赴くままに色々なことをします(笑)。ただし、こうした行動は情緒面・精神面を成長させる第一歩です。そのため、パパやママもしっかりと危険予知と対策をしておきましょう。
生後10ヶ月〜11ヶ月
大部分の赤ちゃんでつかまり立ちや、伝い歩きなどができるようになります。また、指先機能もより器用になっています。そのため、「やってほしくない危険なこと」をする危険性も上がることになります。パパ・ママも十分な危険予知と対策を行います。また、言葉の発達も見られるので、聞き取りやすい言葉を使って言葉を教えます。
生後11ヶ月〜12ヶ月
個人差はありますが、始めの一歩を踏み出すこともあります。自分から歩こうとする赤ちゃんもいれば、間違えて一歩を踏み出してしまった。という子もいるでしょう。歩けたらたくさん褒めてあげましょう。体つきも引き締まり、言葉の発達もあります。
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