子供のための学資保険は必要か?

子供のための学資保険は必要か?

子供が生まれると保険会社などから勧められることが多いのが「学資保険」。子供のための貯蓄なら学資保険というような固定観念をお持ちの方も多いようですが、近年の現状を鑑みる限り、学資保険の必要性はあまり高くありません。

学資保険(こども保険)は決して割がいいわけではない。

学資保険(こども保険)という金融商品は決して割がいいものではありません。

たとえば、15年〜20年程度が満期の学資保険に入った時の利回りは年利にすると1〜1.5%程度に設定されていることが多いです。

定期預金金利ランキング」を見ていただくと金利が高いといわれるネットバンクの定期預金であっても1%を下回る金利になっていることが分かります。

こうした預金(定期預金)と比べても高金利で運用できるからお得なんじゃないの!と思われるかもしれません。「最終的な利回り」だけを考えたら確かに正しいと言えるかもしれませんが、下記のような点が異なるということを知っておきましょう。

金利は固定金利

近年販売されている学資保険の大半は「無配当タイプ」です。
つまり、将来金利が上昇するなどした場合であっても利回りに変化はありません。

近年ではアベノミクスなどによって将来的なインフレ(金利上昇)についての見通しもありますが、学資保険は長期にわたって同じ金利でしか運用できません。

一方の預金は満期ごとに切り替えをすることができますので、市場金利が高くなればそれに合わせて上昇します。

学資保険は将来金利が上昇した時に得られる運用リターンを放棄していることになるのです。
ちなみに、長期の固定金利でもOKというのであれば、「新生銀行のパワーステップアップ預金」なども同じようなものです。こちらは最長10年の定期預金(仕組預金)で金利が徐々に上昇します。

同じしくみなら銀行預金でも1%の利息を受け取ることができます。

 

途中解約ができない。すると大損することも

学資保険は基本的に「満期」まで持つのが前提です。
満期前に解約をすると場合によっては「元本割れ」となる場合もあります。

つまり、長期間(10年とか20年とか)の掛け金を支払い続けねばならないうえに、途中で万が一支払ができなくなった時には元本割れのリスクを負うことになるわけです。

解約が途中でできないということは、他の理由でお金が必要になったときも困ります。
定期預金を始めとした預金で積み立てをしていれば、学費以外に必要なお金ができた時に、一時的に学費のためのお金を流用することも容易にできます。

このように資金の使途としての柔軟性がないというのも学資保険のデメリットといえます。

 

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